上映活動への案内
○短縮版(40分)30,0000円、上映権付き。主催者側で鑑賞券の価格設定下さい。
○完全版(100分)鑑賞券1,000円に設定下さい。
 ・主催者側で会場費・上映機材費など負担下さい。  (注)費用負担については相談に応じます。上映会を幅広く広げることを優先します。
○ポスター・チラシ(表面・裏面)を用意。  (注)チラシの裏面に開催案内を刷り込んで活用下さい。

『労働者 前へ!』上映会企画及びDVD普及のお願い
安倍政権は、衆議院選に続く参議院選での多数議席獲得で、働く人びとに対し権利剥奪・生活圧迫の政策-消費税増税、放射能を排出し続ける福島第一原発への無策、TPP(環太平洋経済連携協定)参加、労働法制改悪等々-を繰り出しています。
 これに対する解決・打開の道筋は、政党・学者・知識人からも示されていません。労働組合や活動家も職場や地域の活動に追われ、現状打開の方途を見出せないでいます。
 ギリシャではいま国営放送局(日本で言えばNHK)2600人の労働者を全員解雇して閉鎖しました。これは、ギリシャ政府の公務員労働者1万5000人首切りの先制攻撃です。解雇者はすぐさま篭城ストライキに入り、民放の局もストライキに入り、ギリシャではラジオ・テレビ放送をストップさせる状態まで闘いを強めています。
 こんにちの非正規労働者の多くが「新自由主義=『規制緩和・民営化・構造改革』・グローバル化」によって意図的に作り出されたものであることは誰の目にも明らかになってきたところです。反労働者的政策が世界共通に繰り出されているなかで、ギリシャでは、失業率27%、若者は57%、建設労働者に至っては90%という状態です。それにもかかわらず、彼らは、「労働者なしで歯車は回らない」「経営者なしでも労働者はやっていける」とこれまで十数次に及ぶゼネスト対置し、今もそれを継続しています。
『労働者 前へ!PAME全ギリシャ戦闘的労働者戦線』には、それらの闘いを構築する労働者の映像と証言が満載されています。ここに海の向こう南欧・ギリシャの話というだけでなく、日本の労働運動の再生・再建の鍵と道筋がはっきりと示されています。

2013年11月 小川町シネクラブ 新田 進